2019年2月11日月曜日

Google Apps Scriptを使い、たった一行で翻訳してみる ~再翻訳プログラムの作成~


こんにちは。

皆さん、英語は得意ですか?



僕は、別に苦手ではないけど、特別話せるほど得意なわけではない、という感じです。



英語じゃなくてもいいです。

日本語以外に使える言語は、ありますか?





世界のグローバル化に伴い、現在の僕たちには、英語の力が必要とされています。


それと同時に、コンピューターでは、AIを用いた翻訳技術も発達しています。



Google翻訳が一番有名ですかね。



まだ、こういった翻訳プログラムは、ぎこちない訳ができたりするなど、人間による翻訳にはかなわない面が多いです。


しかし、それでも、この技術は進化し続け、改良されきていますね。


人間による翻訳が不要になるのも、遠い未来のことではないかもしれません。




前置きが少々長くなってしまったので、そろそろ本題に入ります。



今回のテーマは、「Google Apps Scriptで翻訳をし、再翻訳プログラムを作成する」です。

Google Apps Scriptとは


Google Apps Scriptは、Googleが提供する11のサービスをクラウド上でスクリプトを実行することで操作できるサービスです。


略して、「GAS」と表記されることが多いです。



Javascriptベースなので、とてもコードがわかりやすいです。



基本的には無料で使えます。
(回数制限などがあったりするが、個人利用なら全然問題ないスペック)


GASの始め方ですが、2通りあります。

  • Standalone Script (ドライブ上に単独で存在するもの)
  • Container Bound Script (スプレッドシートに紐づくもの)


今回は、上の、単独で動かす方を用います。
どちらでも、同じようにできますが。

Google Apps Scriptで翻訳するコード

では、いよいよ、Google Apps Scriptを用いて、翻訳してみようと思います。


ここまで、いろいろ長々しく説明してきましたが、翻訳のコードはいたって簡単です。


さすが、Googleさんですね。

翻訳のコード

var result = LanguageApp.translate(メッセージ, 翻訳前の言語, 翻訳後の言語);


ね。簡単でしょ。


「メッセージ」というところには、翻訳したい文章を、「翻訳前の言語」「翻訳後の言語」というところにはそれぞれ、翻訳する前後の言語コードを英語で記入します。


言語コードというのは、この辺のサイトに書いてあるので、見てください。

ISO639で規定されている2文字言語コード


実際に使用してみると、こんな感じです。


var result = LanguageApp.translate("こんにちは。", "ja", "en");


どうでしょうか。

「こんにちは」という日本語を英語に翻訳して、resultという変数に、結果を代入しています。


基礎的な内容なので、これを覚えておけば、いろいろ活用できるはずです。

再翻訳プログラムを作る


まず、ここでいう再翻訳とは、「一度翻訳した言語を、また元の言語に翻訳し直すこと」です。


皆さん、YouTubeとかで観たことありませんか?

「○○○をGoogleで再翻訳して歌ってみた」

みたいなやつです。


Google翻訳などを使用すると、多少文章がくずれて、おかしなことになります。

これを繰り返すことで、同じ言語でも、もとの文章とはちがうものになるんですよね。


ときには、意味がまったく異なる文になることも。


不意に面白い文章ができたりするのが、この再翻訳です。



普通にGoogle翻訳アプリでやろうとすると、2度手間になりがちです。


ということで、GASを用いた再翻訳プログラムを作成したいと思います。


超簡単にできます。

「日本語」⇒「英語」⇒「日本語」

という操作をするだけですから。


完成したコードはこちら。


function ReTranslation(msg){

 var message = msg;
 var tmp = LanguageApp.translate(message , "ja", "en");
 var result = LanguageApp.translate(tmp , "en", "ja");

 return result;

}


あとはこの関数を呼び出すだけです。


引数に文章を渡し、結果を戻り値として受け取ります。



簡単なのでぜひ試してみてください。
いろいろと、応用できるはずです。


では、さようなら。
また、お会いしましょう。


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