こんにちは。
皆さん、英語は得意ですか?
僕は、別に苦手ではないけど、特別話せるほど得意なわけではない、という感じです。
英語じゃなくてもいいです。
日本語以外に使える言語は、ありますか?
世界のグローバル化に伴い、現在の僕たちには、英語の力が必要とされています。
それと同時に、コンピューターでは、AIを用いた翻訳技術も発達しています。
Google翻訳が一番有名ですかね。
まだ、こういった翻訳プログラムは、ぎこちない訳ができたりするなど、人間による翻訳にはかなわない面が多いです。
しかし、それでも、この技術は進化し続け、改良されきていますね。
人間による翻訳が不要になるのも、遠い未来のことではないかもしれません。
前置きが少々長くなってしまったので、そろそろ本題に入ります。
今回のテーマは、「Google Apps Scriptで翻訳をし、再翻訳プログラムを作成する」です。
Google Apps Scriptとは
Google Apps Scriptは、Googleが提供する11のサービスをクラウド上でスクリプトを実行することで操作できるサービスです。
略して、「GAS」と表記されることが多いです。
Javascriptベースなので、とてもコードがわかりやすいです。
基本的には無料で使えます。
(回数制限などがあったりするが、個人利用なら全然問題ないスペック)
GASの始め方ですが、2通りあります。
- Standalone Script (ドライブ上に単独で存在するもの)
- Container Bound Script (スプレッドシートに紐づくもの)
今回は、上の、単独で動かす方を用います。
どちらでも、同じようにできますが。
Google Apps Scriptで翻訳するコード
では、いよいよ、Google Apps Scriptを用いて、翻訳してみようと思います。
ここまで、いろいろ長々しく説明してきましたが、翻訳のコードはいたって簡単です。
さすが、Googleさんですね。
翻訳のコード
var result = LanguageApp.translate(メッセージ, 翻訳前の言語, 翻訳後の言語);
ね。簡単でしょ。
「メッセージ」というところには、翻訳したい文章を、「翻訳前の言語」「翻訳後の言語」というところにはそれぞれ、翻訳する前後の言語コードを英語で記入します。
言語コードというのは、この辺のサイトに書いてあるので、見てください。
実際に使用してみると、こんな感じです。
var result = LanguageApp.translate("こんにちは。", "ja", "en");
どうでしょうか。
「こんにちは」という日本語を英語に翻訳して、resultという変数に、結果を代入しています。
基礎的な内容なので、これを覚えておけば、いろいろ活用できるはずです。
再翻訳プログラムを作る
まず、ここでいう再翻訳とは、「一度翻訳した言語を、また元の言語に翻訳し直すこと」です。
皆さん、YouTubeとかで観たことありませんか?
「○○○をGoogleで再翻訳して歌ってみた」
みたいなやつです。
Google翻訳などを使用すると、多少文章がくずれて、おかしなことになります。
これを繰り返すことで、同じ言語でも、もとの文章とはちがうものになるんですよね。
ときには、意味がまったく異なる文になることも。
不意に面白い文章ができたりするのが、この再翻訳です。
普通にGoogle翻訳アプリでやろうとすると、2度手間になりがちです。
ということで、GASを用いた再翻訳プログラムを作成したいと思います。
超簡単にできます。
「日本語」⇒「英語」⇒「日本語」
という操作をするだけですから。
完成したコードはこちら。
function ReTranslation(msg){
var message = msg;
var tmp = LanguageApp.translate(message , "ja", "en");
var result = LanguageApp.translate(tmp , "en", "ja");
return result;
}
あとはこの関数を呼び出すだけです。
引数に文章を渡し、結果を戻り値として受け取ります。
簡単なのでぜひ試してみてください。
いろいろと、応用できるはずです。
では、さようなら。
また、お会いしましょう。