2019年2月2日土曜日

無料コードエディタなら「Visual Studio Code」がおすすめ!~自動整形機能・画面分割機能など~


こんにちは。
今回は、おすすめのコードエディタをご紹介します。



プログラムを書いたり、ホームページをhtmlで作ったり、普通の文章を書いたり、など、パソコンでは「テキストエディタ」を使う場面があると思ます。



そんなとき、皆さんはどんなエディタ使用していますか?



Windows標準搭載の「メモ帳」なんかを使っていませんか?




簡単なテキストなら、Windowsの「メモ帳」でも十分だと思います。



しかし、複雑なプログラムになったり、長ーいテキストなんかだと、「メモ帳」では不便だと思われます。


Windowsの「メモ帳」は、文章を書く必要最低限度の機能しかなく、複雑な処理には向かないからです。


じゃあどうすればいいのかと言うと、もっと高機能なテキストエディタを使用すればいいのです。



ということで、今回はおすすめな無料コードエディタ「Visual Studio Code」をご紹介します。



ちなみに、有名な無料テキストエディタだと、次のようなものがあります。


  • Visual Studio Code
  • Sublime Text
  • Atom
  • サクラエディタ
  • Notepad++
  • TeraPad


他にもいろいろありますが、今回は「Visual Studio Code」を紹介することが目的なので、このくらいにしておきます。

Visual Studio Codeとは


Visual Studio Codeは、マイクロソフトにより開発されたソースコードエディタで、Windows、Linux、macOS上で動作します。


デバッグ、Gitクライアントの統合、シンタックスハイライト、インテリセンス、スニペット、リファクタリングなどの機能を持ちます。



拡張機能を入れることによって、機能を増やすことができます。


また、カスタマイズもでき、利用者はエディタのテーマやキーボードショートカット等を変更できます。


ざっとこんな感じですね。

「Visual Studio Code」がおすすめな理由


では、なぜこのソフトがおすすめなのかを説明していきます。


動作がとても軽い

起動から編集、そして終了までのすべての操作が、軽くて速いです。


テキストエディタというのは、思い立ったらすぐ書ける、そんな起動の速さがとても重要です。



起動やその他の動作が遅いエディタでは、作業効率が悪くなるだけではなく、やる気や意欲なども低下してしまいます。


例えば、「Visual Studio Community」です。
(これは、シンプルなテキストエディタとはちょっと違いますが。コードエディタというよりは、IDEですね。)


このソフト、高機能すぎるだけに、起動が少々重いです。
(PCの性能にもよりますね。)


起動が遅いと、その間に、やる気・しようとしていたことの記憶なども薄れていくことでしょう。


つまり、動作は速いほうがいいのです。


「Visual Studio Code」は、そういった面で優れています。

コードの自動色付け(ハイライト)

これは、プログラミングをする人には、欲しい機能ですね。


Visual Studio Codeでは、入力したプログラミング言語に応じて、ソースコードを色分けしてくれます。


例えば、こんな感じです。

<HTMLの例>


<Javascriptの例>


どうでしょうか。

きっと見やすいはずです。



プログラミングや、タグうちによるホームページ作成などにとって、ソースコードの見やすさというのは、重要なポイントとなります。



見直しなどの作業がやりやすいですからね。

入力支援機能

続いて、「入力支援機能」です。


プログラミングをする人などにとって、長い構文をすべて自分で打つのには、少し時間がかかることですよね。



そんな入力を補助してくれるのが、この機能です。



編集しているファイルの形式に応じて、入力途中に「入力候補」を出してくれます。


Tabキーなどで、その候補を選択するだけで、長い命令なども一発で入力できます。



これにより、入力ミスなども、各段に減りますね。

自動整形機能

皆さんは、プログラムを書くとき、「見やすさ」にこだわっていますか?


プログラムコードというのは、基本的に、どんなに汚くても(文字が詰まっているなど)動きます。


Pythonは、ちょっと例外ですが。
(インデントに注意しなければ、エラーがでるんですね。)



ただ、動作は正常だからと言って、ソースが汚いと、見栄えは悪いし、後での修正もしにくいです。



そんなコードの整形を助けてくれるのが、この機能です。

ということで、この機能を使ってみましょう。


まず、この機能を有効にします。


「ファイル」⇒「基本設定」⇒「設定」を開きます。


上に検索窓があると思うので、そこから「formaton」で検索します。


「editor.formatOn~」となっている項目すべてにおいて、左側のチェックボックスにチェックをいれ、有効にします。


これで準備は完了です。


あとは普通にコードを書いていくだけです。


「コード入力時」もしくは「ファイル上書き保存時」に、コードが自動整形されます。


[Before]



[After]

見やすくなりました。

画面分割機能

これは、同じウインドウ内で、複数のファイルを並べて表示できる機能です。


こんな感じに。

これにより、「複数のファイルの比較」、「見本を見ながら打つ」など、他様々なことに応用できます。

エラー部分の表示

このように、間違っている箇所に赤波線がでます。


これにより、どこで間違えているのかが、一発でわかりますね。

ローカルサーバー機能

これは、HTML5 + Javascript でWebアプリを作っている人などには、欲しい機能ですね。


Javascriptで作ったものには、ローカルで動かすのと、サーバーで動かすのでは、挙動が異なってしまうようなものがあります。


WebGLなどがその例です。



実際に公開する際は、サーバー上で動かすのですから、そちらのテストをしなければなりません。



しかし、いちいちサーバーにアップロードしてテストをしていたのでは、面倒くさいし、効率が悪いですよね。



そこで役立つのが、このローカルサーバーです。



ローカルにサーバーを立てることで、これらの問題点を解決できます。



では、使っていきましょう。



ローカルサーバー機能は「Live Server」という拡張機能を入れることで利用できるようになりますので、まず、この機能を追加しましょう。


「ファイル」⇒「基本設定」⇒「拡張機能」を選択します。


そうしたら、検索窓から「Live Server」で検索し、インストールします。
(僕は既にインストール済みです。)

その後、「Visual Studio Code」を再起動させておきましょう。

これで準備はできました。


あとは、対象のHTMLファイルを開きましょう。

この時、注意しなくてはならないのは、そのファイルは、「ファイルを開く」からではなく、「フォルダーを開く」というところから、開いてください。

単にHTMLファイルを開いただけでは、このローカルサーバー機能は作動しません。


HTMLファイルが置いてあるフォルダーごと、読み込んでください。


それができたら、あとは、エクスプローラーからファイルを右クリックして、サーバーを起動するだけです。


ブラウザが開いて、実行してくれます。



ソースコードを右クリックして、「Stop ~」みたいなやつを選択すれば、サーバーを停止することもできます。



パソコンのipアドレスを調べておけば、そのパソコン内だけでなく、同じネットワーク環境内のデバイス(スマホ、タブレット、その他のPCなど)からもアクセスすることもできます。


もちろん、ポート開放などを行っていなければ、外部のネットワークからアクセスすることはできませんので、ご安心ください。

「Visual Studio Code」の不便な点


今のところ、特に困った点は、ございません。



もし何かデメリットがあるのであれば、コメント欄にお願いします。

終わりに

とにかく、素晴らしいテキストエディタです。


この「Visual Studio Code」を使用して、作業効率を上げてきましょう。


以上です。

さようなら。
また次回、お会いしましょう。


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