はい、どうもこんにちは。
今回はですね、「Blenderの歯車アドオンを使用して動く時計を作りたかった...話」について書いていこうと思います。
よろしくお願いします。
「Blenderで歯車式の時計を作りたい」と思ったのが、この話の始まりでした。
「Blender 歯車」などと調べると、Blenderに歯車のアドオンがあること、また、その回し方などについて見つかったので、試してみまし
た。
今回は、以前作成した時計のモデル(下図)をベースに使用しました。
手順を追って説明していきます。
1. 歯車のアドオンを追加する
まずは、アドオンのインストールをします。
「File」>「User Preferences...」を選択します。
「Add-on」というところで、「extra」と検索すると、上図のように出てくるので、「Add Mesh:Extra
Objects」にチェックを入れ、「Save User Setting」で保存してから、画面を閉じましょう。
これでプラグインの導入ができました。
2. 実際に歯車を使用してみる
せっかくアドオンを入れたわけですから、さっそく使用してみましょう。
上図のように、歯車のメッシュを追加できます。
Shift+Aを押してから、「Mesh」 > 「Mechanical」 > 「Gears」> 「Gear」という感じですね。
僕はこのように、時計の裏側にいくつか配置しました。
わかりやすいように「金色」のマテリアルを貼っています。
複数のギアを配置したので、これらをうまく連結させて、連動するようにしようと思います。
で、これはどうやるかというと、剛体を追加して物理的に動かす、のではなく、「Copy Rotation」というものを使用します。
「Rigid Body」を使用してもできないことはないんでしょうけれど、軸を固定したり、など面倒なことが多いので、ここではやりません。
こんな感じに「Copy Rotation」を設定し、前後のギアが回転をコピーするようにします。
で、この状態で回すと、すべての時計の針が、同じ速度で回ってしまいます。
ギアのサイズを変えても、同じままです。
では、どうすればよいのか。
簡単です。
「influence」の値を変えればよいのです。
前のギアの70%の速度で回したければ、「0.7」を設定します。
これで、完成!
のはずだった。
実際に動かしてみると、180°くらいまわしたあたりで、連動させていた
方の針が、ガクッと飛んだのです。
文章で説明するのが難しいのですが、急に時間が飛ぶ感じです。
なんで!?
その後、数時間いろいろと試してみましたが、思ったようには動きませんでした。
ということで、歯車を使用し、ギア比に応じて針を回すという方法(夢)は諦めまし
た!!
結局どうしたのか
じゃあどうしたかというと、簡単です。
シンプルにキーフレームを打ってアニメーションさせました。
(夢のないつまらない方法です)
使いまわしができるように(あと、逆再生なども可能にするため)、キーフレームのアクションは、NLAエディタ用にストリップに変換しました。
で、実際に書き出した動画はこちらになります。
正常再生
逆再生
エフェクト追加でなんかのPVっぽくしたもの
Blenderで書き出した後、Aviutlというフリーの動画編集ソフトで加工しています。
かっこいいエフェクトも付けられるので、楽しいです。
以上です。
もし、ギアを活用して時計を回す方法がわかる方がいれば、ぜひ、僕にも教えてください。
よろしくお願いします。
では、さようなら。
またお会いしましょう。