2019年5月1日水曜日

Blenderの歯車アドオンを使用して動く時計を作りたかった...


はい、どうもこんにちは。


今回はですね、「Blenderの歯車アドオンを使用して動く時計を作りたかった...話」について書いていこうと思います。

よろしくお願いします。



「Blenderで歯車式の時計を作りたい」と思ったのが、この話の始まりでした。



「Blender 歯車」などと調べると、Blenderに歯車のアドオンがあること、また、その回し方などについて見つかったので、試してみまし た。


今回は、以前作成した時計のモデル(下図)をベースに使用しました。



手順を追って説明していきます。


1. 歯車のアドオンを追加する

まずは、アドオンのインストールをします。



「File」>「User Preferences...」を選択します。



「Add-on」というところで、「extra」と検索すると、上図のように出てくるので、「Add Mesh:Extra Objects」にチェックを入れ、「Save User Setting」で保存してから、画面を閉じましょう。



これでプラグインの導入ができました。


2. 実際に歯車を使用してみる

せっかくアドオンを入れたわけですから、さっそく使用してみましょう。


上図のように、歯車のメッシュを追加できます。

Shift+Aを押してから、「Mesh」 > 「Mechanical」 > 「Gears」> 「Gear」という感じですね。



僕はこのように、時計の裏側にいくつか配置しました。



わかりやすいように「金色」のマテリアルを貼っています。



複数のギアを配置したので、これらをうまく連結させて、連動するようにしようと思います。


で、これはどうやるかというと、剛体を追加して物理的に動かす、のではなく、「Copy Rotation」というものを使用します。



「Rigid Body」を使用してもできないことはないんでしょうけれど、軸を固定したり、など面倒なことが多いので、ここではやりません。




こんな感じに「Copy Rotation」を設定し、前後のギアが回転をコピーするようにします。


で、この状態で回すと、すべての時計の針が、同じ速度で回ってしまいます。



ギアのサイズを変えても、同じままです。


では、どうすればよいのか。

簡単です。



「influence」の値を変えればよいのです。
前のギアの70%の速度で回したければ、「0.7」を設定します。



これで、完成!


のはずだった。


実際に動かしてみると、180°くらいまわしたあたりで、連動させていた 方の針が、ガクッと飛んだのです

文章で説明するのが難しいのですが、急に時間が飛ぶ感じです。


なんで!?


その後、数時間いろいろと試してみましたが、思ったようには動きませんでした。


ということで、歯車を使用し、ギア比に応じて針を回すという方法(夢)は諦めまし た!!


結局どうしたのか

じゃあどうしたかというと、簡単です。


シンプルにキーフレームを打ってアニメーションさせました。
(夢のないつまらない方法です)



使いまわしができるように(あと、逆再生なども可能にするため)、キーフレームのアクションは、NLAエディタ用にストリップに変換しました。



で、実際に書き出した動画はこちらになります。


正常再生


逆再生


エフェクト追加でなんかのPVっぽくしたもの



Blenderで書き出した後、Aviutlというフリーの動画編集ソフトで加工しています。

かっこいいエフェクトも付けられるので、楽しいです。



以上です。


もし、ギアを活用して時計を回す方法がわかる方がいれば、ぜひ、僕にも教えてください。

よろしくお願いします。


では、さようなら。
またお会いしましょう。


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