はい、こんにちは。
  @CortanMathです。
  
  今年2019年、Aviutlの最新バージョン「Aviutl Ver1.10」が出ましたね。
  開発者のKENくん様、6年ぶりの更新だそうです。
  
  僕にとっては非常にうれしいニュースでした。
  あの非常に高機能な無料動画編集ソフトが更新されたんですから。
  今回のアップデート内容を、KENくん様の文章から引用しますと、
- ビルド環境の更新とそれに伴う調整をした。
 - 映像のキャッシュを共有メモリで確保するようにした。
 - キャッシュサイズの指定をメモリ容量で指定するようにした。
 - メモリの確保失敗時にキャッシュサイズを調整して再試行できるようにした。
 - LARGEADDRESSAWAREを常に有効にするようにした。
 - システム設定の初期値を一部変更した。
 - NULLフレームが正しく表示できなかったのを修正。
 - ビルドオプションを調整をした。
 - 共有メモリキャッシュをプラグイン外部関数で利用できるように改良した。
 - システム設定のキャッシュサイズのデフォルトを256MBにした。
 
盛りだくさんですね。
  主にメモリに関するアップデートが多いようです。
  
  では、早速Aviutl Ver1.00からAviutl Ver1.10に移行していこうと思います。
  古いほうのAviutl Ver1.00ですが、今後使わないとも限らないので一応残しておきましょう。
  「最新バージョンが今までのプラグインに対応していない」なんてことがないわけではないです。
  zipとかに圧縮して、どこかフォルダの片隅に置いておきましょう。
  ただ今回、旧Aviutlからプラグインとかを引っ張り出してきますので、いまは解凍せず、そのままにしておくのが無難でしょう。
Aviutl Ver1.10を使う準備
本体・拡張機能
まず本体をダウンロードしていきましょう。
まず、こちらの公式サイトを開いてください。
http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/
一番上に、本体の最新バーションがあると思います。
  ダウンロードして解凍しましょう。
  
  続きまして拡張機能のダウンロードです。
  これがあることで、様々な高度な編集ができます。
こちらの最新バージョンは、まだテスト版のようですね。
こちらも同様に、ダウンロード・解凍してください。
  
  本体のフォルダは、Cドライブ直下とかに置くとよいでしょう。
  そうしましたら、拡張機能のフォルダ内のファイルをすべて、本体のフォルダ直下に移動します。
  これで、拡張機能が使えるようになりました。
本体を起動して、「設定」>「拡張編集の設定」から、実際に使えるようになります。
AVI形式以外(MP4など)の読み込み・書き出し
Aviutlは標準の状態では、AVIファイルしか取り扱えません。
  そのため、一般的な動画形式であるMP4などを編集するには、プラグインを入れる必要があります。
  
  まずは、読み込みのプラグインからです。
「L-SMASH Works」という名前のプラグインになります。
https://pop.4-bit.jp/?page_id=7929
  上のダウンロードサイトから、ファイルをダウンロードします。
  上のリンクですね。
  このダウンロード中でいいので、Aviutl本体のフォルダ直下に「Plugins」という新しいフォルダを作成しておいてください。
  ダウンロード後、解凍しましょう。
  
  解凍したら中にある、拡張子が「.au~」となっているファイルをすべて(おそらく4つ)を、先ほどの「Plugins」フォルダに移動します。
  これにより、いろいろな動画ファイルが読み込めるようになりました。
  
  次に、書き出しプラグインです。
「x264guiEx」というものになります。
https://rigaya34589.blog.fc2.com/
  こちらのサイトの右サイドバーに、「Aviutlプラグイン」という項目があるので、一番上の「x264guiEx」をダウンロードしましょう。
  その後解凍し、中にある「auo_setup.exe」というファイルを実行します。
上のような画面が出てくるので、Aviutl本体があるフォルダを選択し、実行してください。
  
  しばらく時間がかかりますが、これが終わると、MP4の書き出しが可能になります。
その他プラグイン・カスタムオブジェクトなどの引継ぎ
  以前使用していたプラグインなどがあることでしょう。
  これらも、最新バージョンで使えるように引き継ぎましょう。
  
  最新バージョンがそのプラグインに対応していないということも考えていましたが、僕が試した限り、大丈夫でした。
  引き継ぐといっても簡単です。
旧Aviutlから、対象のプラグインフォルダをコピーして(僕の場合、上画像中の選択してい る2フォルダ)、最新バージョンの方に貼り付けます。
  もしそのプラグインの最新バージョンが公開されているのであれば、上のようにはせず、最新版を使った方がよいと思います。
環境設定(メモリの設定など)
最後に環境設定をします。
「ファイル」>「環境設定」>「システムの設定」を開きます。
僕が変更した設定は上の2つです。
  まず、「キャッシュサイズ」です。
  こちらは、以前のバージョンの「キャッシュフレーム数」にあたるもので、設定できる単位が、MByteに変わりました。
32~1048576の範囲で設定できるようです。
  
  つまり、最大1TBのメモリが使用できるってことなんですかね。
  ちょっとよくわかりません。
  すみません。
とりあえず、1024にしておきました。
  でかければよいというものでもないでしょうから。
  
  後でまた変更するかもしれません。
  
  次に「再生ウィンドウの動画再生をメインウィンドウに表示する」にチェックを入れました。
  
  デフォルトでは編集した動画を確認するのに、わざわざ「再生ウィンドウ」という別のウィンドウを開かなくてはなりません。
この設定をすることで、メインのウィンドウで再生確認ができます。
  
  設定に関しては、必ずこうしろというものはございせんので、各自にあった設定を行ってください。
「ファイルの出力に失敗しました。」というエラー
最新Aviutlの準備ができて、x264guiExで動画の書き出しをしようとしたところ で、次のエラーが発生しました。
  23分待った挙句、このありさまです。
  「qaac.exe」のパスの見直しなども行いましたが、特に問題はなく...
  いろいろ調べたところ、「QuickTime」をインストールすれば、大丈夫ということがわかりました。
qaac.exeがあっても、それが依存しているdllがなければエンコードできないみたい で、そのdllような何かはQuickTimeをインストールすれば手に入るというものらしいです。
  僕もこれを実行し、無事エンコード出来ました。
QuickTimeのダウンロードはこちらから。
  https://support.apple.com/kb/DL837?locale=ja_JP
  今回の記事は以上になります。
  皆さんも、最新Aviutlをインストールし、快適な無料動画編集ライフを。
  ではさようなら。
  またお会いしましょう。










