2019年7月17日水曜日

PDFの複数ページを1ページのPDFにまとめる(連結する)方法!


こんにちは。


今回は、PDFファイルの連結について、書いていこうと思います。



皆さん、パソコンで書類、資料、レポートなどを扱うなどと言ったら、どのようなファイルを思い浮かべますか。

編集途中なら、「Microsoft Word」、完成したものなら「PDF」などがあげられるのではないでしょうか。




このうち「PDF」の方ですが、複数ページに分けることができたり、編集・改竄しにくいなどといった利点がある一方、加工がしにくいですよね。


まあ、この加工しにくいというのはメリットでもあると思いますが。




で、今回はそんな加工の中でも、連結という面に絞って書いていきます。



ここでいう連結というのは、複数のものを一つにまとめることです。



例えば、普通の画像なら、複数の画像を連結して一つの画像に仕上げることができますよね。

PDFでも同じようにしたいと思ってもなかなか簡単には加工できませんね。




そもそも、なぜPDFを連結したいのかといいますと、複数ページにわたってかいたPDFを一つの紙に印刷したい、縦向きでかいたファイルを横に並べ て、横長ファイルにしたいなどといったときがあるからです。




では、どうすればこれが実現できるのでしょうか。



この悩み、「Adobe Acrobat Reader DC」を使用すれば、簡単に実現できます。


PDFファイルの複数ページを1ページにまとめる

このソフトですが、別に独別な専用ソフトとかではないです。
おそらく、PDFを扱ったことがある人なら、パソコンに既に入れていると思います。


もし、入っていなければ、こちらから、ダウンロード・インストールしておいてください。

https://get.adobe.com/jp/reader/


今回は、以下のようなA4サイズ2ページのPDFファイルを、A3サイズ横向きファイルにまと めてみようと思います。


では、まず、対象のPDFファイルを「Adobe Acrobat Reader DC」で開きます。



「ファイルを印刷」をクリックしてください。


すると、このような画面が開くと思います。



最初にページ設定を行います。



僕の場合ですが、印刷の向きを「横」にして、用紙サイズを「A3」にしました。

「OK」で閉じます。


ページ処理設定を行います。



上画像のように設定すると、PDFファイル2ページ分を横に並べることができます。
各自調節してください。


最後に、出力設定を行います。



通常なら、プリンターを選ぶところですが、今回は、新たなPDFファイルとして保存したいので、「Microsoft Print to PDF」を選びました。


印刷を押すと、PDFファイルとして書き出すことができます。


できたものがこちらになります。



見事横に並べて連結することができました。



これで以上になります。
ありがとうございました。


では、さようなら。
また、お会いしましょう。


2019年5月2日木曜日

Blender Fracture ModifierでFreestyleをするとひびが目立つ、線が途切れる~解決方法~


こんにちは。


今回は、Blender Fracture ModifierでFreeStyleを設定した際、ひびに線がついてしまうということ、そして、その解決方法について書いていこうと思います。


また、FreeStyleの線が途切れるという問題についても、解決策を書いていきます。



そもそも、Blender Fracture Modifierとは何かということですが、これはこちらの記事に書いてあります。
よろしければ、ご覧ください。

Blender Fracture Modifierを使用してオブジェクトを破壊する!!Cell Fractureより簡単(かもしれない)


まあ簡単に言えば、オブジェクトの破壊シミュレーションが簡単に、高クオリティでできる改造版 Blenderです。




それで今回僕は何をしようとしているかと言いますと、このBlender Fracture Modifier、そして、FreeStyle機能、トゥーンシェーダーなどを用い、破壊を含む2Dアニメーションを作成しようとしています。



おそらく、質の低い、しょうもないものができるんでしょうけど...


困ったこと


作品の質はとりあえず置いておくとしても、ここで困った問題が2つほど発生しました。



一つは、まだ破壊が始まっていないにも関わらず、ひび模様が既に出てきてしまっていること。


Blender Fracture Modifierによってできたエッジに、FreeStyleが反応してしまったんですね。


困りましたね。



そしてもう1つは、上図のように、輪郭の一部が途切れてしまっていること。


理由はよくわからないです。


後ろにある床のひびと重なって、何かが起こったんですかね。



ということで、僕が試行錯誤、また、ネットで調べて分かったことを参考にした解決策を書いていこうと思います。


「線が途切れる」の解決方法


こちらは簡単でした。


ネットで調べれば、すぐでてきたので。

FreeStyle で描線がつながったきれいなエッジを出す設定


まずは、FreeStyleの設定から、「Face Smoothness」にチェックを入れます。
なんか、なめらかにする設定のようです。



次に、FreeStyleの「ジオメトリ」に「Bezier Curve」というモディファイヤを追加します。



これで設定完了です。


レンダリングし直してみてください。

綺麗な線になっているはずです。



「破壊されていないところにFreeStyleの線が付く」の解決方法(旧)

こ こに書いてある方法は、原始的であり、実際に動かしてみると、不自然なものであります。

この記事を書いてから数日後に、「正式な解決方法」をコメントで教えていただきました。
本当にありがとうございます。

ということで、この下に、今回教えていただいた「自然な動作をする解決策」を書いておきました。
ですのでこの旧バージョンは読み飛ばしてください。


正 直、こちらの方は、うまいやり方が見つかりませんでした。


一応解決策らしきものは載せておきますが、これが正しいやり方かと言われると微妙です。



で、どうするかというと、通常時は、Fracture ModifierをOFFにしておいて、破壊が始まる瞬間にONにするという原始的な方法です。



このカメラマークの上でIキーを打つと、キーフレーム が打てます。


これをオフにすることで、余分なひびは消えました。



ただ、このままだと、破壊シミュレーションが始まって も、レンダリング結果としては、破壊されていません。


つまり、こんな感じになります。



ボールが埋まっちゃっています。


これを解決するためにも、破壊が始まった瞬間に、先ほどのカメラマークをオンにし、それでキーフレームを打ってください。



それで、実際に動画にしてみたものがこちらになります。



ボー ルが付いた瞬間にひびが一気にはいるので、不自然な気もしますね。


まあでも、このくらいならば、後の動画編集でエフェクトかなんかをかけてごまかせると思います。


もっといい最善策があれば、ぜひ教えてください。


「破壊されていないところにFreeStyleの線が付く」の解決方法(新)

では、上記の古典的かつ不自然なやり方ではなく、コメントで教えていただいた、自然な方法をご 紹介していきます。

本当に、コメントありがとうございました。
助かりました。


それでどうするかと言いますと、超簡単です。



Fracture Modifierの設定項目に「Autohide Distance」と「Automerge Distance」というものがあります。


初期値では0になっていると思いますが、この数値を少し上げてやればいいのです。


そうすることで、Fractureを設定したオブジェクトも、FreeStyleの線が余計に入らなくなります。



しかし、注意が必要なのが、この数値をとにかく上げればいいというわけでもありません。

上げすぎると、かえって不自然になります。

各自、ちょうどいい数値を探してみてください。



この方法を用いて実際に作ってみた動画はこちらになります。


人型のモデルがいる旧動画とは違う3DCGを用いてしまったので、比較がしにくいです。(申し 訳ございません)


でも、ゆっくり再生してみると、自然な動きになったことがわかるのではないでしょうか。


急に線が現れるのではなく、破壊が始まったところから、ひびが入るようになりました。

皆さんも、ぜひ試してみてください。



では、さようなら。
またお会いしましょう。


2019年5月1日水曜日

Blenderの歯車アドオンを使用して動く時計を作りたかった...


はい、どうもこんにちは。


今回はですね、「Blenderの歯車アドオンを使用して動く時計を作りたかった...話」について書いていこうと思います。

よろしくお願いします。



「Blenderで歯車式の時計を作りたい」と思ったのが、この話の始まりでした。



「Blender 歯車」などと調べると、Blenderに歯車のアドオンがあること、また、その回し方などについて見つかったので、試してみまし た。


今回は、以前作成した時計のモデル(下図)をベースに使用しました。



手順を追って説明していきます。


1. 歯車のアドオンを追加する

まずは、アドオンのインストールをします。



「File」>「User Preferences...」を選択します。



「Add-on」というところで、「extra」と検索すると、上図のように出てくるので、「Add Mesh:Extra Objects」にチェックを入れ、「Save User Setting」で保存してから、画面を閉じましょう。



これでプラグインの導入ができました。


2. 実際に歯車を使用してみる

せっかくアドオンを入れたわけですから、さっそく使用してみましょう。


上図のように、歯車のメッシュを追加できます。

Shift+Aを押してから、「Mesh」 > 「Mechanical」 > 「Gears」> 「Gear」という感じですね。



僕はこのように、時計の裏側にいくつか配置しました。



わかりやすいように「金色」のマテリアルを貼っています。



複数のギアを配置したので、これらをうまく連結させて、連動するようにしようと思います。


で、これはどうやるかというと、剛体を追加して物理的に動かす、のではなく、「Copy Rotation」というものを使用します。



「Rigid Body」を使用してもできないことはないんでしょうけれど、軸を固定したり、など面倒なことが多いので、ここではやりません。




こんな感じに「Copy Rotation」を設定し、前後のギアが回転をコピーするようにします。


で、この状態で回すと、すべての時計の針が、同じ速度で回ってしまいます。



ギアのサイズを変えても、同じままです。


では、どうすればよいのか。

簡単です。



「influence」の値を変えればよいのです。
前のギアの70%の速度で回したければ、「0.7」を設定します。



これで、完成!


のはずだった。


実際に動かしてみると、180°くらいまわしたあたりで、連動させていた 方の針が、ガクッと飛んだのです

文章で説明するのが難しいのですが、急に時間が飛ぶ感じです。


なんで!?


その後、数時間いろいろと試してみましたが、思ったようには動きませんでした。


ということで、歯車を使用し、ギア比に応じて針を回すという方法(夢)は諦めまし た!!


結局どうしたのか

じゃあどうしたかというと、簡単です。


シンプルにキーフレームを打ってアニメーションさせました。
(夢のないつまらない方法です)



使いまわしができるように(あと、逆再生なども可能にするため)、キーフレームのアクションは、NLAエディタ用にストリップに変換しました。



で、実際に書き出した動画はこちらになります。


正常再生


逆再生


エフェクト追加でなんかのPVっぽくしたもの



Blenderで書き出した後、Aviutlというフリーの動画編集ソフトで加工しています。

かっこいいエフェクトも付けられるので、楽しいです。



以上です。


もし、ギアを活用して時計を回す方法がわかる方がいれば、ぜひ、僕にも教えてください。

よろしくお願いします。


では、さようなら。
またお会いしましょう。


2019年4月21日日曜日

ESP32-DevKitCとArduino IDEでIoT開発!~Wifiを経由し、スマホやパソコンからGPIOの操作をする~


こんにちは。
少々お久しぶりです。


皆さん、「IoT」っていう言葉、聞いたことありますか?


おそらく一度はあると思います。


IoTとは「Internet of Things」の略で、モノのインターネットとも呼ばれています。


様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することにより互いを制御する仕組みのことを指します。



スマホから家電を操作する、みたいなものがよくあるパターンですね。


現在、このIoTという技術がかなり注目され、実用化に向け発展し続けています。



ということで今回は、ESP32-DevKitC wroom-32開発ボードというものとArduino開発環境を用い、自宅で簡単にIoTを実現してみようと思います。


ESP32-DevKitC wroom-32開発ボードとは



では、そもそも、「ESP32-DevKitC」ってなんでしょうか。



Espressif Systems 社の製品に、「ESP-WROOM-32」というものがあります。

これは、Wi-FiとBluetoothの機能が付いているモジュールです。



これだけで、Wi-FiとBluetoothという無線通信機能を電子工作に取り入れられるのでとても便利です。

しかも格安。


専用のソフトウェアからプログラムを書き込むことで動作しますが、それだけでなく、プラグインを入れることでArduino IDEで開発することもできます。




ただ、半田付けや基板実装などを自分でする必要があるので、特に初心者にとっては抵抗があります。




そんな時に便利なのが、この「ESP32-DevKitC wroom-32開発ボード」です。

モジュール「ESP-WROOM-32」に、「USBシリアル変換機能」や「5V ⇒ 3.3V変換」、「ピン」などが搭載されており、非常に手軽にWi-Fi・Bluetoothを用いた電子工作が楽しめます。


価格は、約1,480円です。


秋月電子で購入できます。

[秋月電子]ESP32-DevKitC ESP-WROOM-32開発ボード


では実際に使用してみましょう。


Arduino IDEにプラグインの導入(開発環境)



Arduino IDEでESP32-DevKitC wroom-32開発ボードにプログラムを書き込んだりできるようになるためには、プラグインを入れる必要があります。


以前は、GitHubからファイルをダウンロードして、コマンドをたたいて...
みたいな面倒な作業が必要だったようですが、現在、その必要はなく、超簡単にプラグインの導入ができます。


1.Arduino IDEの最新版をダウンロード・インストール

Arduino IDEの最新版をこちらからダウンロード・インストールしてください。
インストール版でもポータブル版でも、どちらでもよいです。

https://www.arduino.cc/en/Main/Software


すでにパソコンに入っているという方はそれでも構いませんが、もし、そのIDEのバージョンが低い場合、今回の操作によるプラグイン導入ができないか もしれません。

ですので、素直に最新版を使用することをお勧めします。


2.ボードマネージャ追加

では、Arduino IDEにESP32用のプラグインを追加していきます。


まず、「ファイル」⇒「環境設定」を開いてください。



そうしましたら、「追加のボードマネージャのURL」というところに、以下のURLを追加してください。

https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json


できましたら、「OK」で閉じます。


次に、「ツール」⇒「ボード」⇒「ボードマネージャ...」をクリックします。




「ESP32」と検索して出てきたものを、インストールします。



これでプラグインのインストールは完了です。


ではここで、ボードに、「ESP32 Dev Module」を選択しましょう。



3.USBドライバのインストール

Arduino IDEでESP32の開発環境ができましたが、このままでは、PCがESP32-DevKitC wroom-32開発ボードを認識してくれない可能性があります。


きちんと認識されていないと、開発ボードとパソコンをUSBでつないでも、「シリアルポート」で選択できません。


そんな場合は、こちらのドライバをインストールしてみてください。

https://jp.silabs.com/products/development-tools/software/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers

自分のOSにあったものを使用してください。


これで開発環境は一通りそろいました。


簡単なWi-Fiプログラム(サンプルの改変)を動かしてみる



準備もできましたし、実際に、Wi-Fi経由でブラウザからLEDを操作するプログラムを動か してみましょう。

サンプルプログラムをやや改変しています。


もとにしたサンプルプログラムは、「ファイル」>「スケッチ例」>「WiFi」> 「SimpleWiFiServer」です。

ssid及びpasswordは、各自、自宅のWiFiルーターのものに書き換えてください。

#include <WiFi.h>

const char* ssid     = "自宅のWiFiルーターのSSID";
const char* password = "自宅のWiFiルーターのパスワード";

const char html[] = "<!DOCTYPE html><html lang='ja'><head><meta charset='UTF-8'>\
<meta name='viewport' content='width=device-width,initial-scale=1'>\
<style>input{margin:8px;width:240px;height:80px;}</style>\
<title>LEDWiFiSwitch</title></head>\
<body><p style='font-size:16px;'>LEDWiFiSwitch</p>\
<form method='get'>\
<input type='submit' name='on' value='ON'/><br>\
<input type='submit' name='off' value='OFF'/>\
</form></body></html>";

WiFiServer server(80);


void setup()
{
    Serial.begin(115200);
    pinMode(5, OUTPUT);      // set the LED pin mode

    delay(10);

    // We start by connecting to a WiFi network

    Serial.println();
    Serial.println();
    Serial.print("Connecting to ");
    Serial.println(ssid);

    WiFi.begin(ssid, password);

    while (WiFi.status() != WL_CONNECTED) {
        delay(500);
        Serial.print(".");
    }

    Serial.println("");
    Serial.println("WiFi connected.");
    Serial.println("IP address: ");
    Serial.println(WiFi.localIP());
    
    server.begin();

}

int value = 0;

void loop(){
 WiFiClient client = server.available();   // listen for incoming clients

  if (client) {                             // if you get a client,
    Serial.println("New Client.");           // print a message out the serial port
    String currentLine = "";                // make a String to hold incoming data from the client
    while (client.connected()) {            // loop while the client's connected
      if (client.available()) {             // if there's bytes to read from the client,
        char c = client.read();             // read a byte, then
        Serial.write(c);                    // print it out the serial monitor
        if (c == '\n') {                    // if the byte is a newline character

          // if the current line is blank, you got two newline characters in a row.
          // that's the end of the client HTTP request, so send a response:
          if (currentLine.length() == 0) {
            // HTTP headers always start with a response code (e.g. HTTP/1.1 200 OK)
            // and a content-type so the client knows what's coming, then a blank line:
            client.println("HTTP/1.1 200 OK");
            client.println("Content-type:text/html");
            client.println();

            // the content of the HTTP response follows the header:
            client.print(html);

            // The HTTP response ends with another blank line:
            client.println();
            // break out of the while loop:
            break;
          } else {    // if you got a newline, then clear currentLine:
            currentLine = "";
          }
        } else if (c != '\r') {  // if you got anything else but a carriage return character,
          currentLine += c;      // add it to the end of the currentLine
        }

        // Check to see if the client request was "GET /H" or "GET /L":
        if (currentLine.endsWith("GET /?on")) {
     digitalWrite(5, HIGH);               // GET /H turns the LED on
        }
        if (currentLine.endsWith("GET /?off")) {
     digitalWrite(5, LOW);                // GET /L turns the LED off
        }
      }
    }
    // close the connection:
    client.stop();
    Serial.println("Client Disconnected.");
  }
}

こんな感じです。


そうしましたら5番ピンにLEDのプラス側、300Ωくらいの抵抗をかましてGNDに接続します。


接続出来たら、プログラムを書き込んでみましょう。



書き込みが終了すると、シリアルモニタにESP32のipアドレスが表示されますので、同じWiFi下のデバイスで、そのアドレスにアクセスしてみて 下さい。

ボタンが2つ表示されていると思います。


このボタンで、LEDのON/OFFが制御できるわけです。


簡単でしょでしょ。


プログラムや回路を工夫すれば、様々なことに応用できます。



みなさんも、家具のIoT化などに挑戦してみてはいかがでしょうか。



以上です。
では、さようなら。
またお会いしましょう。


2019年4月9日火曜日

[電子工作]金属探知キット(AKIT-400B)を組み立ててみた!!~aitendoの電子工作キット~

どうも、こんにちは。


ついに、電子工作の春ですねぇ。


皆さん、電子工作してますか?


僕は最近してなかったです。
ですので半田付けも結構下手になってました。
(もともと下手でしたけれども)


電子工作のいいところっていうのは、自分で何かを作る楽しみを手軽に手軽に味わえるところだと思うんですよ。


ですから、電子工作初心者や、僕みたいにしばらく半田こてを握っていない人などは特に簡単なキットを作ってみることをお勧めします。


できれば、作った後に少し遊べるようなものだと、作り甲斐があって楽しいと思います。



で、今回選んだ電子工作キットはこちらになります。

金属探知キット [AKIT-400B]


金属探知機のキットです。


金属探知機というのはあれですね。
あの、飛行機に乗るときに使用されるやつです。

「金属に反応して音が鳴る」ということを実現できます。

595円でした。
お安いこと。

秋葉原に行けば、aitendoという店がありますので、そちらで購入できます。

もし秋葉原に行けなくても、このaitendoの通販サイトから購入可能なようですね。

金属探知キット [AKIT-400B]

このaitendoというサイト・店には、他にもいろいろな面白い電子工作キットが置いてあり ますので、興味があれば、ぜひ、探してみてください。


では、作っていこうと思います。


開封・部品チェック


開封すると、こんな感じです。


このキットのサイトを見ると、内蔵部品はすべてでこのようになります。


  • 1/4W抵抗(R2):22KΩ〜47KΩ(x1)
  • 1/4W抵抗(R1):220KΩ(x1)
  • 半固定抵抗(W):100Ω(x1)
  • セラミックコンデンサ(C2、C3):222(x2)
  • セラミックコンデンサ(C1、C4):104(x2)
  • 電解コンデンサ(C6):100uF(x1)
  • 5MMLED:(x1)
  • トランジスタ(Q3):S9012(x1)
  • トランジスタ(Q2):S9015(x1)
  • トランジスタ(Q1):S9018(x1)
  • ブザー:(x1)
  • 電池ボックス:T3-2(x1)
  • 専用基板(x1)


使用する部品数がとても少ないので、すぐに完成すると思います。


ちなみに、僕が開封したキットの中には、これらの部品の他に100kΩの抵抗が含まれていました。
使用しないはずなんですけどね。
なんかのミスですかね。
よくわかりませんでした。


組み立て

では実際に組み立ててみます。

aitendoの商品ページに、回路図が載っております。
参考にしたい方はどうぞ、ご覧ください。


抵抗の取り付け

まずは、背の低い部品から半田付けしてきましょう。

今回は抵抗器ですね。
2つあります。


簡単ですね。


セラミックコンデンサ・半固定抵抗の取り付け

セラミックコンデンサと半固定抵抗を半田付けしました。


セラミックコンデンサは2種類ありますが、まずは、背の低いほうです。
もう1種類は後で付けます。


トランジスタの取り付け

続きまして、トランジスタの半田付けを行います。


足の向きに気を付けてください。
プリント基板のイラストに合わせれば大丈夫です。


セラミックコンデンサの取り付け

セラミックコンデンサの背の高いほうを取り付けます。


だいぶできてきました。


電解コンデンサ・ブザーの取り付け

最後に背の高い部品を取り付けます。

電解コンデンサとブザーです。


この2つには極性があるので、プリント基板の印刷をよく見て、半田付けしてください。


電解コンデンサは足の短いほう(白い帯のある方)が、マイナスですね。


電池ボックスの取り付け

電子部品の半田付けが終わったからと言って、電池ボックスの存在を忘れないでください。


電池がつながらないと、駆動しませんので。


LEDの取り付け?

この金属探知機ですが、金属に反応すると、音と光で教えてくれる仕様のようで、ブザーの他に LEDが付属しています。


しかし、このLEDを付ける場所がよくわからない(;・∀・)


ということで、僕はLEDはつけませんでした。
(LEDをつけなくても、音は出るので金属探知機としては使えます)


どこにLEDを付けるのかわかる方がいれば、教えてください。
(僕の予想では、ブザーと並列につなぐのかなと)


まあ、以上でキットは完成ですね。


使ってみる(遊んでみる)


では、実際に動かしてみましょう。


電池ボックスがついて、こんな感じになっています。


特に電源スイッチとかはありませんので、単三電池2本を入れれば動きだします。

こんな感じに。


半固定抵抗を、マイナスドライバで回すことにより、感度を調節できます。
ちょうどいいところに合わせてください。


それで、金属に近づけると、ブザーが鳴ります。

離すと、鳴りやみます。


また、非金属では反応しません。


ちょっと遊べたのはよいのですが、正直、今後の使い道が見つかりません(;・∀・)


何か面白い使い道があれば、ぜひ、教えてください。



以上です。
さようなら。
またお会いしましょう。


2019年4月5日金曜日

iPhone・iPad(iOS)やAndroidとPCとの間でファイルの転送を行うなら「Send Anywhere」が超簡単でおすすめ!!


皆さん、こんにちは。


今回は、スマートフォン・タブレットとパソコン間でのファイルのやり取りについて書いていこうと思います。


「スマホで撮った写真をPCに取り込みたい」、「パソコンからスマホに音楽を入れたい」みたいなことありませんか?

そんな時、スマホとパソコンでファイルの送受信ができれば、便利ですよね。



スマホやタブレットとPCなどで、ファイルのやり取りをする方法はいくつもあります。


代表的なものだと、こんな感じですね。


  • メールで送信・受信する
  • オンラインストレージを使用する
  • 専用アプリを使用する


この他にも、iPhoneやMacといったApple製品に限りますが、AirDropを使用 するやり方などもあります。


Androidの場合、USBケーブルでつなげば、ファイルのやり取りが簡単にできますが、iPhone・iPadだとiTunesが必要になってき たりします。

これは、面倒ですね。


メールは一見簡単そうですが、ファイルサイズの上限があったりなどして、ファイルの転送にはあまり向きません。
(そもそもメールとは、テキストのやり取りが基本ですから)


オンラインストレージ(例えば、Google DriveやOne Drive、iCloud、Dropboxなどです)を使用する方法というのも手軽なようで、デメリットも大きいです。

オンラインストレージは、ファイルの保存場所として使用するのが一般的です。

なのに、ファイルの送受信に使用しようとすると、いちいち送受信したファイルを消さなければ、 オンラインストレージ内が様々なファイルでごちゃごちゃになってしまいます。


これは大変ですね。


ということで、今回は「専用のファイル転送アプリ」を使用してみることにします。


このアプリですが、スマホ側はiPhone(iPad)・Android、パソコン側はWindows・Mac OS・Linuxに対応しているので、OSに応じて区別する必要がありません。


では、説明に入ります。


Send Anywhereについて

今回、ファイル転送に使用するのは、「Send Anywhere」というアプリ・サイトです。

こちらのアプリでは、ネット回線を利用して、ファイルの送受信を行っています。

ですので、PCやスマホはWifiなどにつないでおいてください。


iPhoneやAndroidなどのスマートフォン側には、こちらのアプリをインストールしておいてください。


Send Anywhere (ファイル転送・送信)

Send Anywhere (ファイル転送・送信)

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続いてパソコン側ですが、こちらは特にソフトウェアをインストールしておく必要はありません。

下記のリンクにブラウザでアクセスしてください。

https://send-anywhere.com/ja/

ブラウザで使用できるからこそ、OSに依存しないのですね。


これで準備は整いました。
実際にファイル転送を行ってみましょう。


Send Anywhereでファイル転送を行う

「スマホからPCにファイルを送信」、「PCからスマホにファイルの送信」に2パターンに分け て説明していきます。

とは言っても、やり方はほぼ同じです。

いや、まったく同じですね。


今回はテストなので、こちらの画像ファイルをスマホ・パソコン間で転送してみようと思います。



ちなみに、僕はスマホ側にiPad(正確にはタブレットですね)、PC側にはWindowsを 使用しております。


PCからスマホにファイルを送信

まずは、パソコンのブラウザで先ほどのサイトを開きます。


送信というところをクリックして、送信したいファイルを追加します。

複数のファイルがあれば、すべて追加しておきましょう。
まとめて送信できます。


一通りのファイルと選択出来たら、送信をクリックします。



するとこのような暗証番号とQRコードが表示されます。
これをスマホ側で入力すると受信できるわけです。



が、これには期限があります
10分以内に作業を済ませてください。


では実際に受信してみます。

スマホで先ほどのアプリを開いてください。



受信待ちの画面を開いてください。


ここで、先ほどの暗唱番号を入力、もしくは、QRコードを読み取る、のどちらかを行うことでファイルの受信ができます。

せっかくスマートフォンにはカメラが付いているわけですから、QRコードを使用した方が簡単でいいと思います。


しばらくすると、ファイルが完全に受信できます。


これで大丈夫ですね。

次は、今のと逆のことをやっていきます。


スマホからPCにファイルを送信

まずは、スマホでSend Anywhereのアプリを開きます。



送信というところから、転送したいファイルを選択します。

同様に、転送したいファイルをすべて追加した後、送信をクリック。



ここで表示されている暗証番号をパソコンのサイト側に入力して、受信してください。



以上です。
簡単でしょ。



非常に手軽にできますので、スマホ・タブレット・PC間でファイルの転送をしたいと考えていた方は、ぜひお試しください。


では、さようなら。
また次回、お会いしましょう。


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